日本では、人件費の節約やIT人材が供給不足に陥っていることなどを理由に、海外のエンジニアを活用して開発を行う「オフショア開発」が注目されています。オフショアとは岸(shore)から離れている(off)という意味の「海外」を指す言葉。日本では人件費の安さからアジア諸国が発注先として選ばれることが一般的です。
ニアショア開発とは、首都圏より人件費の安い地方都市で開発を行うこと。同じ文化と言語で開発を行うことができるので、高い品質を維持することができます。コストで比較をするとオフショア開発が有利ですが、海外のエンジニアに依頼することになるので、依頼元がしっかりコントロールしてあげる必要があります。
日本企業のオフショア先としては、主要3ヶ国(中国・インド・ベトナム)に動きはありません。いまだに中国が圧倒的な大差をつけて1位であることには変わりませんが、人気があるがゆえの人件費高騰やカントリーリスクにより、問い合わせベースで考えた注目度では「ベトナム」が1位と言われています。
カントリーリスクとは、その国の政治や経済、環境変化によって取引相手やビジネスに損害を与える危険の度合いのこと。その国で製造される商品の安全性やデモなどによる政治的混乱など、様々な要素が含まれます。
まずは、オフショア開発の最大の目的であるコスト削減の要となる人件費が中国・インドよりも安いこと。そして、親日・勤勉な国民性、安定的な経済成長により、不安要素が少ないことがメリットです。近年ではこのような理由からベトナムをオフショア先として選ぶ日本企業が増えています。
フォーカスシステムズでは、お客さまに高品質・低価格な開発を提供するため、ベトナム・オフショアの立ち上げに尽力してきました。当社のスキル・ノウハウを積極的に伝播し、教育を行うことで、日本・ベトナム共に安心してご依頼いただける体制を築いております。多くのオフショア企業がある中で、フォーカスシステムズならではのノウハウと技術で開発現場をサポートし、高い評価をいただいております。
開発では、突然の仕様変更や修正への対応力が開発スピードに大きくかかわります。フォーカスシステムズでは、こまめに開発とテストを繰り返す「アジャイル開発」にも対応できる体制にしているため、急な修正にも迅速かつ的確に対応できました。
※アジャイル開発…ニーズの変化に柔軟に対応できるよう、こまめに開発とテストを繰り返す開発方法のこと。
過去のノウハウを活かし、集中的に開発が行えるようオフショアの特色を考慮した段取りを組みました。これにより、国内での開発に比べおよそ2倍のスピードで進みました。また、確実な指示を行うため、日本側の担当者が現地へ渡り直接指示や進行を管理。速度と品質両方において高いクオリティを実現しました。
これまでの開発で得たノウハウを共有することで、ムダな作業を減らし、スピーディーな開発を可能にしました。また、作業が多く重なってしまった際は、随時ディレクターが進行を管理して明確な指示を行ったため、スムーズに納品することができました。
フォーカスシステムズでは、プロジェクトを現地スタッフに任せきりにせず、プロジェクト開始前に日本人ディレクターがベトナムへ渡り、直接指示をして進行途中で品質チェックを行います。また、テクニカルな内容にも対応可能な現地の通訳スタッフもいるため、伝達ミスがないよう努めています。
提携会社であるインディビジュアルシステムズ株式会社(以下IVS社)では、選抜型でレベル別日本語教室を実施しています。また、日本人SEが常駐し、サポートとコミュニケーションの円滑化を図っています。
中国と同様、ベトナムと日本の時差は約2時間。そのため、日本時間とほとんどおなじ感覚で現地に指示を出すことが可能です。また、様々なプロジェクトを横断して全体を管理するディレクターが品質を維持しつつ、お客さまの要望にお応えする方法をご提案いたします。
ラボで契約したスタッフは専属チームとなるため、ノウハウを蓄積しやすく、それによって開発スピードの向上も図れます。また、プロジェクト毎に別のSEが担当する可能性がある通常契約と違い、ラボの場合は同じ人材を一定期間確保できるため、クオリティが高まります。
通常の請負契約では、初期開発完了後に追加開発が発生した場合、その都度人材確保をしなければなりません。しかし、ラボ型開発の場合はその必要がありません。そのため、急な修正や仕様変更にもチーム内で体制を整えて柔軟に対応することが可能です。
プロジェクトを通して共に成長することを目的に、
フォーカスシステムズでは、IVS社との技術提携を行っています。
そのため、フォーカスシステムズが取り扱うプロジェクトの内容を熟知し、
共に切磋琢磨することで、よりクオリティの高いご提案を実現しています。
私たちはベトナム最古参の日系オフショア企業として14年間にわたり数々の経験を積んできました。そこにフォーカスシステムズ社の経験と信頼が加わることで、より精度の高いプロジェクトパフォーマンスが出せるようになりました。今後も高い品質と顧客満足度を追求してまいります。
IVS社では豊富な実績と強固なチームプレーを持ってお客さまのニーズにお応えしています。日本での叩き上げ日本人エンジニアも常駐しており、システム開発特有の機微を捉えながら、日本と同等のクオリティに近づくよう努めています。
開発現場では日々の実績工数を細かく記録し、品質管理チームの主導で分析・フィードバックを行った後、ラボ内の各チームで共有しています。これにより、チーム全体のスキルが向上するだけでなく、品質の向上にもつながっています。