BLEビーコンとLPWA技術による広域位置測位システムで工場内物流の効率化実現

背景・課題

名古屋工業大学様と実証を行っているフタバ産業株式会社様では、製造現場において、作業員の高齢化、人員不足、働き方改革による効率化とコスト削減、トレーサビリティによる品質要求等、山積する課題に対応するために、IoT化とデジタル化を進めていました。
一方で、物流においては、リアルタイムの在庫状況把握、物流時間の短縮といった効率化等の課題解決が進んでいませんでした。

導入効果

フタバ産業株式会社様の物流における在庫位置の特定に、当社製品の「FCS1301・timbe（共にBLEビーコン）」「指向性受信機」が採用され、IoT機器、LPWA、IoT技術を活用した工場内の工程物流の実証実験及び運用に携わり成果を出しました。
物流在庫にBLEビーコン（FCS1301、timbe）を取り付けることで工場内での位置情報を特定できます。
また、BLEビーコンの発信データの収集は名古屋工業大学大塚研究室が開発したLPWA通信モジュール（LoRaPAN）を利用することで、工場のようなLAN構築が難しい環境でも、通信キャリアを必要としない広範囲のプライベートネットワークを簡単に構築でき、手軽にデータを収集できるようになりました。
システムの運用開始後、新たに収集できたデータから、実在庫状況や時間がかかりやすい作業工程・時間帯に対して、作業の見直しや配置変更等の対策を施せるようになり、人件費削減に貢献しました。
また、人件費の削減のみならず、従業員の安全に配慮した工程に時間を要していることが判明し、作業効率も安全も同時に満たす配置変更の実現に貢献しました。

IoTソリューション - FCS1301 | ビーコンデバイス

IoTソリューション - timbe | ビーコンデバイス

位置測位ソリューション - 指向性受信機