AI搭載の歩行分析ツール「WalkCare」を発売 ~歩行の“なめらかさ”も“筋肉量”も見える化! InBodyにも連携~

株式会社フォーカスシステムズ(東京都品川区、代表取締役社長:森啓一、以下「当社」)は、学校法人森ノ宮医療学園森ノ宮医療大学(大阪府大阪市、学長:青木元邦、以下「森ノ宮医療大学」)協力のもと開発した、AI搭載の歩行分析ツール“WalkCare(ウォークケア)”(以下「本製品」)の販売を開始しました。

本製品は、ふくらはぎにセンサーを装着し、10m歩行することで、歩行速度・歩幅・左右バランスに加え、“動きのなめらかさ”や“歩行中に床を蹴る力”といった運動機能の“質”まで数値化できるAI搭載の歩行分析システムです。さらに、体成分分析機装置「InBody*¹」との連携により、筋肉量等の“身体データ”と“歩行データ”を一体的に可視化。これまで見落とされていた運動機能の変化や健康課題を、より正確に捉えることができます。

(*¹)体水分・タンパク質・ミネラル・体脂肪といった体を構成する成分を測定・分析する体成分分析装置

“動作の質”も数値化し、運動機能低下の兆しを逃さない

超高齢社会*²において、多くの人が直面する問題の一つが加齢に伴う移動能力の低下(ロコモティブシンドローム*³)です。

健康で移動能力を維持することは、今後、更に進むことが想定される超高齢社会において、必要不可欠であると考え、当社は本製品の開発に取組んできました。

現在、多くの歩行分析システムは速度や歩幅等、量的に測定できる項目に限られています。一方、本製品は、“加速度の変化”や“足関節パワー”といった運動の“質”に着目し、筋力だけでは見えない動作のなめらかさや推進力を数値化します。歩行時のブレやふらつき等、加齢に伴う機能低下の兆しを早期に捉え、定量的に評価できることが特長です。さらに、靴や床の状態に左右されにくい設計と、簡便な測定により、医療・介護現場はもちろん、企業や自治体の健康支援イベント等、多様な場面で幅広く活用できます。

(*²)65歳以上の高齢者の割合が「人口の21%」を超えた社会
(*³)移動するための能力が不足したり、衰えたりした状態

InBody連携による新たな健康評価アプローチ

本製品では、InBodyで得られる“筋肉量等の身体データ”と“歩行データ”を統合し、「筋量は十分だが歩き方に問題がある」「筋量は少ないがバランスよく歩けている」等、これまで見落とされていた身体状態の把握が可能です。また、一人ひとりに合わせた健康指導や運動プログラムの設計にもつなげられ、科学的介護や健康経営における活用が期待されます。

今後の展開

当社は、森ノ宮医療大学との共同研究を継続・発展させると共に、臨床現場での活用や、転倒リスクの予測モデルの高度化に取組んでいます。さらに、自治体・企業との連携を通じて、社会実装し、フレイル*⁴対策として普及していくことを目指してまいります。

(*⁴)加齢に伴い心身の活力が低下し、健康な状態と要介護状態の中間に位置する状態

本製品における活用の広がり

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)では、理学療法士による運動指導と連携しながら、入居者の歩行機能の維持や転倒予防に活用されています。また、株式会社BCFでは、取引先企業の従業員を対象に歩行状態の可視化支援を開始しており、歩行データを活用した健康指導やフレイル予防施策を通じて、企業の健康経営を後押しする新たな取組みとして注目されています。

今後は、株式会社BCFを介してより多くの企業へ導入を広げ、歩行分析に基づく科学的な健康支援の普及を目指してまいります。

【株式会社BCFについて】

運動施設やスポーツ現場、企業・保健機関、教育現場を事業フィールドに、最新のスポーツ医科学にもとづいたマンツーマンの運動指導を提供しています。BCFが提供するコンディショニングとは、個々人のからだの「最適なコンディションづくり(Conditioning)」のこと。 生活習慣病の予防や姿勢改善から、アスリートのパフォーマンスアップまでを担っている企業です。

HP:https://www.personal-conditioning.com/

【フォーカスシステムズについて】

株式会社フォーカスシステムズは、1977 年に設立され、公共・通信ほか、社会性の高い分野におけるシステム開発・運用に携わるだけでなく、 IoT、クラウドや AI 等、時代の流れを⾒据えたビジネス展開も積極的に推進しています。コーポレートスローガンは “テクノロジーに、ハートを込めて。”人と人とを技術でつなぐ私たちフォーカスシステムズの仕事に、社員ひとりひとりが、情熱と誠意を持って臨む姿勢を込めました。

HP:https://www.focus-s.com/

【製品に関するお問い合わせ】

株式会社フォーカスシステムズ ITソリューション事業本部
E-MAIL:dx-promo-gpd@focus-s.com
TEL:03-5420-2470

【報道・広報に関するお問い合わせ】

株式会社フォーカスシステムズ コーポレートマネジメント本部 IR・広報部
E-MAIL:koho@focus-s.com
TEL:03-5421-7790

残してきた実績

設立から49年目。
大切なものにフォーカスしてきたからこその実績があります。
公共・民間ともに多数の実績を残してきました。

年間プロジェクト数

500PJ

年間取引先・顧客数

200

最長取引年数

48

延べ資格取得者数

2,019